観光文化

文化とは、生き方、暮らし方です。観光では、自然や歴史的建造物などを見て廻るだけでなく、その 地域の暮らし方に触れて一緒に創り出す文化も大切なのです。観光文化研究所では、この意味での観光文化を広めることを目的としています。

2つの観光文化

観光文化とは、観光客の行動に関わるすべてのことがらのことです。そして、その関係のあり方を勉強するのが観光文化学部です。その関係には、地域の生活文化との関係、自然との関係、人との関係、経済活動との関係、海外との関係など、様々な関係があります。

観光客との文化との関係は、大きく2つの視点があります。

  1. 観光対象としての文化
  2. 観光客と地域住民との交流により新たに構築される文化

観光文化研究所では、この2つの視点から観光客と文化とのよりよき関わり方について研究活動を行っていきます。

観光の9つの魅力

①観光は地球大交流時代の花形産業です。
2008年には、9億4千万人が国境を越えて旅行しています。国内でも、年間6700万人が日本の各地で旅行を楽しんでいます。

②観光は平和産業です。
観光は、文化の違い、民族の違い、風俗習慣の違い、価値観の違いを楽しみたいと考えるユニークな産業です。このため、・・・・・(この辺り原文のまま)・・・・・・・と呼ばれるのです。

③観光は環境と共生する産業です。
美しく感動を呼ぶ自然、人類が育んできた文化、脈々と受け継がれてきた暮らし、これらの恩恵で、今日の輝く観光があるのです。これからは、観光が地球環境や文化生活遺産に恩返ししなければなりません。そのコーディネーターとなるのが観光産業です。

④観光は地域をもっと元気にする産業です。
たとえば、後継者がなく消えかけている伝統芸能、買い物客の足が遠のいた中心市街地に、人を招くのが観光です。人が集えば、活気が戻ります。美しい景色、 おいしい食事、素朴な人情で人々の笑顔が光る地域をつなげて交流を活発にするのも観光です。地域の文化や、景観、暮らしに、保存、活用、創造への好循環が 生まれ、輝き出します。

⑤観光は成長産業です。
観光は、旅行業、宿泊業、輸送業、飲食業、土産品業等極めて裾野の広い産業で、観光が活発になれば日本全体がいきいきとしてきます。観光産業は、そんな大 切な役割をも担っている産業なのです。観光立国の実現を目指し、観光庁が平成20年10月1日に発足しました。 小さなまちが大都会と渡りあえる産業。  ?

⑥観光は世界でも、日本でも最大級の産業です。
世界の全体で1兆8700億ドル、日本でも観光産業による生産効果は、国内総生産額949.1兆円のうち3.1兆円、5.6%をしめています。観光は煙突のない産業。

⑦観光は世界でも、日本でも最大級の産業です。
世界全体で7700万人もの人が観光関係で働き、日本でも雇用効果は総雇用 6425万人の内の6.9%、441万人が観光関係で働いていると推計されています。観光は海外(他の地域では)の工場で代替できない産業。

⑧観光は夢を創造する産業です。観光は感動産業です。
モノの豊かさよりも心の豊かさを求める時代です。映画のロケ地でヒロイン気分、一面のひまわり畑をスケッチ、絞りたての新酒を蔵元で、らくだの背に乗って 砂漠を横断、宇宙での無重力体験、そんな夢をかなえるお手伝い、観光は人々の心に響く産業です。感動の舞台を演出する産業です。

⑨観光で学んだマインドは幅広く発揮できます。
観光にかかわる仕事は、旅行 会社や航空会社、鉄道会社、テーマパーク、ホテル・旅館、土産店だけではありません。地域の観光協会や商工会等で地域の観光 振興プランづくりに関わったり、イベント会社や広告代理店でイベントの企画をしたり、観光パンフレットの制作をしたりといった仕事に生かすこともできま す。また、観光で学ぶ、人と交流する力、モノゴトを見る目、柔軟な発想力は、様々な業種で幅広く発揮できます。観光産業は裾野の広い産業です。